最近の時計事情
今回はちょっと話題を変えて最近の時計事情について。
コロナ禍もあって高級腕時計業界は活況を呈しているようです。
特にロレックスやパテックフィリップ、オーデマピゲ等はショーケースに時計が1本も並ばないような状況がしばらく続いています。
時計が売れること自体は非常に喜ばしい状況ですが、需要が供給を上回っており、一部のモデルでは買った瞬間に売却益が出るような状況です。
ある意味、そのメゾンは良心的な価格で良い商品を販売しているとも言えるということですね。
ただその状況に目をつける人はいるもので…、売却価格が販売額を上回るとそれをうまく利用する人たちも現れます。もちろんそれ自体が問題というよりは、その状況が加熱し過ぎているなぁ…というのが私の感想でして、私のお付き合いのあるメゾンの店員さんや、時計を扱う販売店の方も心を痛めているようでした。
やはり両者が懸念していたのは、本当に欲しい人が買えない状況が長く続くのは苦しい…、やはり時計やブランドのファンになってくれる人が多くならないと、将来に渡って事業を継続していけなくなってしまうということでした。
販売側も色々と対策はしているようですが、今の状況にやはり苦慮されていて、良いお付き合いが長く続くような関係が築けたら…と、おっしゃっていました。
コロナ禍も少しずつ変化してまたお金の使い道が多様化を始めたので、より良い状況に変わるのを祈るばかりです。